自動車整備業会と働き方改革
2019年 03月 18日
自動車整備の専門学校への入学者が激減している。
新潟県自動車整備振興会の方々は言う「もっと給料をあげなさい」と。
自動車整備業は異業種との人材の奪い合いに負け始めている。
そんな中、「働き方改革」が叫ばれ始めた。
より仕事の効率をあげて業績を上げ、社員さんの報酬に反映させなさいと。
自動車整備業界には、ここの企業の努力では効率をあげようとしてもどうしようにもない部分がある。
それは、認証工場さんの車検問題だ。
例えば燕市の認証工場で車検整備をした車は必ず新潟、または長岡の陸運事務所で車検の検査を
受けなければならない。
分水地区からは、新潟、長岡とも早くて片道1時間はかかる。
往復2時間に待ち時間も入れるとスムーズにいって3時間、雪道であったり、道路が混んでたら
半日以上かかる。
昔、米農家に対して3割減反があったが
よくよく整備業をみると車検1台のために1日の労働時間の半分以上を使わねばならない。
新潟県は南北に長い。
もっと時間を使わなければならない地域はいっぱいあるだろう。
例えば、認証工場さんが近くの整備工場で車検の検査を受けることができたら
新潟県全体ではかなりの生産性があがるはずだ。
ただし、今現在これは大牟田方式といわれ違法になっている。
國の指定する設備、並びに国家資格をもった検査員がいてもダメなのだ。
この問題に対して、取り組む必要が来ているのではないかと
最近は考えている。
これが可能になると自動車整備業界の合併・吸収・提携がすすむ。
自動車整備業は道路運動の安全性に対して貢献している。
人材の獲得競争に負け続けていいわけがない。
そんなことを最近ちょっと考えたりしている今日この頃なのでした。