スパークプラグの熱価
2014年 12月 11日
熱価についてちょっと復習してみました。

1、スパークプラグの熱放散
スパークプラグが受ける熱を発散する度合いを「熱価」といい、
その度合いが大きいものを高熱価(冷え型)、
小さいものを低熱価(焼け型)と呼んでいます。
これは燃焼室内のガスの温度と、スパークプラグの設計によって左右されます。

2 低熱価と高熱価
低熱価プラグは碍子脚部が長く、
火炎にさらされる表面積およびガスポケットの容積が大きくなります。
また碍子脚部からハウジングに至る放熱経路が長くなっているので、
熱放散が少なく、中心電極の温度は上昇しやすくなります。
これに対し、高熱価プラグは碍子脚部が短く、
火炎にさらされる表面積およびガスポケットの容積が小さくなります。
また放熱経路が短いので、熱放散が多く、中心電極の温度は上昇しにくくなります。
3、自己洗浄温度とプレイグニッション温度
中心電極の温度が500℃以下の場合には、
燃料が完全燃焼しない時に発生するフリーカーボンが碍子の表面に付着します。
そのため、碍子とハウジング間の絶縁が低下して電気の漏洩が起こり、
ギャップでの飛火が不完全となり、着火ミスの原因になります。
この500℃の温度は、
カーボンがこの温度以上になると、
燃焼により自然に焼き切れる温度で、自己清浄温度と称しています。
逆に温度が上がりすぎて中心電極が950℃以上になると、
電極が熱源となって火花が飛ばなくても点火するプレイグニッション(過早着火)が発生します。
そうなると出力の低下を起こし、電極の溶損、碍子の破損にまで至ることがあります。
そこで今回
タントのスパークプラグの熱価が7から6になったということは
今までよりも500度の自己洗浄温度に達しやすくなりカーボンの付着を
防ぎやすくなり、エンジンの始動不良を防ぐようしたということなのです。


