ぼた餅とおはぎ
2014年 03月 21日
ぼた餅とおはぎは
同じもので季節によって
言い方が変わるということでした。

春 牡丹餅
牡丹の花が咲く季節、すなわち春の彼岸に、
神仏や先祖への供物とされた小豆あんの様子を、
牡丹の花に見立てたことから。
夏 夜船
ぼたもちは、もちと作り方が異なるため、「ペッタン、ペッタン」のような音を
出さずに作ることができる。
だから、隣に住む人には、いつ搗(つ)いたのか分からない。そこで、
「搗き知らず」→「着き知らず」
と言葉遊びをして、夜は暗くて船がいつ着いたのかわからないことから。
秋 御萩
牡丹餅と同じく、小豆あんの様子を秋の彼岸の時期に咲く萩の花に
見立てたことから。
冬 北窓
夜船と同じように、
「搗き知らず」→「月知らず」
と言葉遊びをして、月を知らない、つまり月が見えないのは北側の窓だ、ということから。
亡くなった父はオハギが大好きだったそうで
祖母がよく作ってくれたことが
懐かしく感じられます。