マツダのスカイアクティブ・ディーゼルについて
2012年 01月 27日

マツダ車に今後搭載される次世代クリーンデイ―ゼルエンジンについて非常に面白いと
思ったので記事にしてみます。
ガソリン車は、点火プラグで混合気を燃焼させますが、ディーゼル車は混合気を
圧縮させて、この時発生する熱で自己着火させています。このため、ディーゼル車では
圧縮比をを高くして、圧縮時に発生する熱を高くして着火しやすくしていました。
しかしながら、高圧縮にすると、シリンダー内の燃料が十分に空気と混ざる前に燃焼するため、
NOxやすすが増えてしまうというデメリットがありました。
またエンジン自体も高圧縮比に耐えるよう重く頑丈に作る必要がありました。
今迄はディーゼルとはそういうものだと思っていました。
ところが今回マツダは、ディーゼルの常識と思われていた高圧縮をやめて
あえて圧縮比を大幅に下げました。
それで、エンジンの強度を下げて、軽量化でき、また混合気が均一に混ざるので
NOxやすすを大幅に減らすことができるんだそうです。
じゃー、問題の着火性は、グロープラグで温めるほかに可変バルブリフトで
排気ガスを再循環させて混合気を早めに温めることで解決したんだそうです。
今迄の常識を破ることで面白いエンジンが出来たようです。
2月15日発売のCX―5から搭載されるようです。