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中野自動車商会 中野忠浩のブログ(燕市)0120-559-154

新潟県燕市旧分水地区で50年以上営業している中野自動車商会の2代目のブログ。車検・鈑金・ロードサービス・バッテリージャンピング・保険修理・4輪ホイルアライメント・パンク修理


by 中野 忠浩

単純だけど実はすごい「エコクール」

先週までストーブをつけていたのに

この2、3日で急激にあつくなってきて

もうエアコンを使っている人もいるのでは

と思うような天候になってきました。

昨年発売されたワゴンRに搭載されてから

アルト、スペーシア等に順次搭載された

「エコクール」。

あらためて、暑くなる前にどれだけすごいのか

ちょっとまとめてみます。

最近の低燃費車では、信号待ちで停車するときに

自動的にエンジンが停止する「アイドリングストップ」機構がついています。

アイドリングストップは、燃費向上には

効果的ですが

エンジンが停止すると自動的にエアコンも停止するため

暑い時にはすぐに室温が上がりオートエアコンで室温を設定している

場合には、室温上昇のせいでエンジンが自動的に始動したり

または、運転手さんが暑さに耐え兼ねてアイドリングストップを

やめてエンジンをかけたりします。

エアコンを使うためにエンジンをかけるというムダをなんとか

低コストでなくせないか?

それを解決するために開発されたのが「エコクール」です。

エコクールはエアコンの配管に蓄冷剤を挟み込んだ

一体構造になっていて

走行時にはエアコンで蓄冷剤を冷やして凍らせ

エンジン停止時には蓄冷剤によって冷やされた空気が出るので

冷たい風がでます。

だから、暑くなる夏場の実燃費において

例えばダイハツのムーブが29km/lで

スズキのワゴンRが28.8km/lとちょっとカタログ上の燃費が

悪いように見えても

オートエアコンの設定温度をひくくしたりや

暑くてエンジンを始動した場合には

エンジンを指導する必要のないエコクール搭載のワゴンRのほうが

夏場は燃費が良さそうだということは

容易に想像できます。

国の燃費基準の「JC08」モードでは

エアコンは使用せずに燃費を測定するので

まったくカタログには反映されない技術なのですが

涼しさと燃費の両方を

重視するお客様には「エコクール」搭載車をおすすめします。
by nakano-auto | 2013-05-14 12:29 | スズキについて | Comments(0)