アイドリングストップ車専用バッテリーと普通のバッテリーの違い

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最近、いろいろなメーカーで、アイドリングストップする車が

多く販売されてます。

アイドリングストップ車は、ハイブリッド車などと比較すると

比較的低コストで開発でき、それでいて燃費に対して

7~10パーセントの向上効果があるメリットがあります。

電池工業会規格によると、自動車の使われ方は、地域、

ユーザー、用途で異なるものの平均すると1日当たり50回

停車すると想定されています。

その使われ方で、普通のバッテリーの耐久試験を行った場合

普通のバッテリーでは、上図の負極耳部が約1年で腐食し

断線してしまうそうです。

それは、なぜかというと、バッテリーにとって最大の仕事は

エンジンをかけることです。

一回のエンジン始動でバッテリの―性能のうち10パーセントから

20パーセントつかわれます。

しかしながら、今迄の車は、アイドリングストップ車ではなかったので

走行中に十分100パーセント近くまで充電する事が可能でした。

ところが、アイドリングストップ車では十分に充電する前にまた

エンジンをかけなければならず、バッテリーにとって

過酷な状態になります。

ということで、アイドリングストップ車には、専用のバッテリーを

つけないと、早くバッテリーがダメになります。

(参考)
パナソニック ジャーナル VOL56  アイドリングストップ車用液式鉛蓄電池の開発
                                             
                                     原田 岬  杉江 一宏


重労働しても、そのあとでたっぷり休憩時間があったのが

疲労回復が中途半端なままでなんども重労働を

すると思えばいいのです。

では、アイドリングストップ車専用のバッテリーは

どこが工夫されているのかというと

1、疲労状態における充放電の耐久性の向上

2、短時間で充電状態を回復できる性能の向上

3、負極耳部の耐久性の向上

が、改善されています。

2については、パナソニックの場合では

従来のバッテリーに対して、バッテリー内部の抵抗を

半分近く減らしているので

充電時の、今迄より約2倍の電流を流すことが

出来るようになってます。

電流( I ) = 電圧( V ) ÷ 抵抗( R )

昔、ならった式の通り、抵抗が半分になると

電圧が一定ならば電流が2倍になるという

だけなんですが、なんとなくうれしい

感じです。
by nakano-auto | 2012-06-21 12:58 | 実験と検証 | Comments(0)

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